カウンセリングと触診で、お客様の身体の状態を把握し施術を組み立てました。そして、呼吸法と反射法で緊張をほぐし、カラダ全体を緩めたことで施術の準備が整いましたので、組み立てた順番に沿って施術を行っていきます。
まずは、普段使われていない筋肉や筋が硬くなって可動域が狭くなっている部位を呼吸法を取り入れながら徐々に伸ばしていきます。
次に、カウンセリングと触診で分けてチェックした、仕事で酷使されている肉体的疲労の部位やパソコンの使い過ぎからくる神経的疲労の部位、人間関係などの悩みが続いたことからくる精神的疲労の部位などの硬くなっている筋肉や筋を伸ばしながら、揉みほぐしでコリを解消していきます。
ナチュラルスタイルでは、精神的な緊張と筋肉の緊張(血流悪化やコリ)は相互関係にあると考えていますので、施術全体に相互からのアプローチを施すようにしています。
また、緊張と緩和に意識しながら「グッと力を入れ痛みを感じられる間を取ってから解放」する、痛みと気持ちよさを交互に行うのも施術の特徴です。
特に女性は、更年期にさしかかってくると、体力や筋力の低下にともない女性ホルモンの減少によって関節や筋肉が硬くなっていきますので、どんどん血流が悪くなりツラい症状が表われやすくなっていきます。
さらに普段の生活の中では、同じ動作が多くなってますから、使う筋肉に偏りが出てきたり、痛みをかばおうとして身体に歪みが出てしまいますので、尚のこと症状が悪化していきます。
そのために施術の最後(アフターティー)には、この施術で緩んでいる今のうちに、無理のない範囲でその方に合った、自宅で簡単にできるケア方法をお伝えするようにしています。
※お願い:過去に手術をされていたり、ケガをされていたり、現在も病気治療中の方でしたり、慢性的に痛みがあるお客様が結構いらっしゃいます。
カウンセリングや触診時にセラピストの方から確認を取るようにして、その部位には細心の注意を払って施術を行うようにしていますが、「昔のことだし、それくらいはいいだろう」と思われる方もいらっしゃいます。
こちらで把握できないまま、ストレッチやもみほぐしでその部位を無理に伸ばしたり揉んだりしてしまいますと、必要以上の痛みや故障を招いてしまう場合がありますので、施術に入ってからでも構いません、早めに申し出ていただきますようお願い致します。